サーバーレスやWebフロントエンド関係のAWSアップデート情報をキャッチアップ!ほぼ月刊AWS ─ 2022年10月号

古川2022.11.15

みなさんこんにちは!TSDプロダクトマネジメント部の古川です。

ほぼ月刊AWSとは、AWSの先月1カ月のAWSアップデートの中から、サーバーレスやWebフロントエンドにまつわるアップデート情報などをピックアップしてお届けする企画です。

2022年10月のアップデート情報は以下です。それでは見ていきましょう!👀

Amazon S3 Object Lambdaが、独自コードによるS3 HEADおよびLIST APIリクエストの結果変更をサポート開始

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/10/amazon-s3-object-lambda-code-modify-results-s3-head-list-api-requests/

Amazon S3 Object Lambdaとは、Amazon S3へのリクエスト時に、オブジェクトに対して独自のコードを処理を実行し、処理したオブジェクトを返却できるような機能です。アップデート前はGETリクエストのみコード実行が可能でした。今回のアップデートにより、例えばS3 LISTリクエストを利用してバケット内のオブジェクトの一覧を作成したり、S3 HEADリクエストを利用してオブジェクトのメタデータを変更したりと、S3オブジェクトの操作がより柔軟にできるようになりました。

AWS LambdaがAmazon MSK、セルフマネージド Kafka、Amazon MQ for Apache ActiveMQ、および Amazon MQ for RabbitMQをイベントソースとしたイベントフィルタリングのサポートを開始

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/10/aws-lambda-event-filtering-amazon-msk-kafka-mq-apache-activemq-amazon-mq-rabbit-mq/

イベントソースとは、特定のAWS サービスからイベントを読み取り、Lambda関数を呼び出す呼び出し元のことです。今回はそのイベントソースからのイベントに対し、フィルタリングをかけられる機能について、表題のサービスについて対象が拡張されました。これにより、特定のイベントが発生した場合のみLambdaを起動する、などのようなことができるようになります。

AWS Parameters and Secrets Lambda Extensionを発表

http://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/10/aws-parameters-secrets-lambda-extension/

Lambda ExtensionsとはLambdaの拡張機能です。Lambda関数の実行環境とは別に独立したプロセスとして実行されるため、例えば関数の起動前や起動中、起動後の診断情報の取得などが可能になります。今回この拡張機能に新機能が追加されました。この機能はAWS Systems Manager Parameter StoreやAWS Secrets ManagerからLamdaで直接値を取得できる機能です。取得と同時にAWS側で取得した値をキャッシュしてくれるため、コスト削減やレイテンシの改善を行えるようになりました。

Amazon CloudFront、リアルタイムログにオリジンレイテンシーとASNのフィールドを追加し、より詳細なインサイトを実現

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/10/amazon-cloudfront-fields-origin-latency-asn-real-time-logs-granular-insights/

Amazon CloudFrontのリアルタイムログに、Origin first-byte latency, Origin last-byte latency, ASNのフィールドが追加されました。これにより、配信パフォーマンスの詳細な分析が可能になります。

AWS マネジメントコンソールでダークモードのサポートを開始

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/10/dark-mode-support-aws-management-console/

AWS Management Consoleがダークモードに対応しました。ダークモードにするには、AWS コンソールにログインし、アカウントメニューを選択して [設定] を選択します。

実際に設定してみましたが、かなり見やすいです!


アップデートは以上です。

みなさんAWS re:Invent 2022への登録はお済みでしょうか。今年は現地開催とオンライン開催があるようです。

今年の最新動向をキャッチアップする準備段階として、re:Invent 2021でのアップデートをおさらいできる資料を集めてみました。復習にお役立てください!

先月のアップデートは以上です。それでは来月もお楽しみに。

この記事を書いた人

古川

犬を2匹飼っています🐶🐶
ミツエーテックラジオでもスピーカーをしています。ぜひ聞いてください!

#AWS#ほぼ月刊AWS

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