みなさんこんにちは！今月のほぼ月刊AWSをお届けします。

「ほぼ月刊AWS」とは、AWSの先月1カ月のAWSアップデートの中から、サーバーレスやWebフロントエンドにまつわるアップデート情報などをピックアップしてお届けする企画です。

9月のアップデート情報は以下になります。それでは見ていきましょう👀

Amazon S3 Multi-Region Access Pointが、レプリケートされたデータセットへのアクセスを最大60%加速

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-s3-multi-region-access-points-replicated-data-sets/

異なるAWSリージョン内のAmazonS3バケット間でコピーされたオブジェクトに対して、高速にアクセスできるエンドポイントを提供するAmazon S3 Multi-Region Access Pointsが発表されました。このエンドポイントへのリクエストは、レイテンシがもっとも短いS3バケットへ自動的にルーティングされます。この機能によって、クロスリージョンレプリケーションを複雑な設定なしに実現できます。

Amazon QuickSightは、Dataset-as-a-Sourceを立ち上げました

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-quicksight-dataset-source/

Amazon QuickSightで、既存のデータセットから新しいデータセットを作成できるDataset-as-a-Sourceという機能が発表されました。継承されたデータセットは、他のデータベース、CSVファイル、Twitterのようなアプリなど、まったく新しいデータソースと組み合わせることができます。

Amazon S3 Intelligent-Tieringが、小さなオブジェクトの最小ストレージ期間および監視と自動化の料金を削除することで、ストレージコストの削減をさらに自動化

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-s3-intelligent-tiering-automates-storage-savings/

Amazon S3 Intelligent-TieringはS3ストレージクラスの1つです。今回のアップデートで、128KB未満のオブジェクトの監視・オートメーションの料金がタダに、オブジェクトの最小ストレージ期間が30日から0日になり、コスト最適化が望めるようになりました。

Amazon Elasticsearch ServiceがAmazon OpenSearch Serviceとなり、OpenSearch1.0のサポートを追加

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-elasticsearch-service-amazon-opensearch-service-opensearch-1-0/

Amazon Elasticsearch Serviceが、Amazon OpenSearch Serviceへ名称が変更になりました。同時にAPIやIAMのアクセスポリシーの書き方なども変更になっています。また、Elasticsearch 7.10.2までの機能のサポートに加え、OpenSearch 1.0の新機能としていくつか機能が追加されています。

AWS AmplifyがAmplify CLIコマンドの実行時にカスタムスクリプトを実行するためのコマンドフックを発表

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/aws-amplify-command-hooks-custom-scripts-cli/

AWS Amplify CLIコマンドフックが発表されました。このフックを定義することで、amplifyコマンドの実行前、実行中、および実行後に任意のカスタムスクリプトを実行できます。開発者間で同じフックを共有できるため、開発組織全体で特定のセキュリティガイドラインやオペレーション要件を満たせます。

Amazon S3 Access PointsのAmazon CloudWatchリクエストメトリクスが利用可能に

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-cloudwatch-metrics-s3-access-points/

Amazon S3 Access Pointsに対してCloudWatchメトリクスで監視できるようになりました。メトリクスは1分間隔で、Amazon S3 コンソールまたはAmazon CloudWatchコンソールの両方でモニタリングできます。

AWS Amplify CLIおよびAdmin UIが、米国西部（北カリフォルニア）、欧州（パリ）、欧州（ストックホルム）、南米（サンパウロ）、および中東（バーレーン）で一般利用可能になりました

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/aws-amplify-cli-admin-ui-extended-regions/

AWS Amplify CLIとAdmin UIの利用可能なリージョンが拡張されました。このアップデートにより、17のリージョンで利用できるようになりました。

AWS Lambdaが別のアカウントのAmazon SQSキューからのLambda関数のトリガーのサポートを開始

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/aws-lambda-lambda-function-amazon-sos-queue/

別のAWSアカウントに存在するAmazon SQS（Simple Queue Service）キューから、AWS Lambda functionを起動できるようになりました。これにより、イベントソースとなるSQSキューとメッセージを複製することなく、複数のAWSアカウントでLambda関数を起動させることができます。

現在準備中 – ニュージーランドのAWSリージョン

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/in-the-works-aws-region-in-new-zealand/

ニュージーランド（オークランド）にAWSの新しいリージョンを準備中です。2024年開設の予定です。現在AWSでは25のリージョンが稼働中で、今後8つのリージョン（オーストラリア、インド、インドネシア、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦）を新規開設する予定になっています。

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ピックアップは以上です。

もう10月となり、AWS re:Inventが差し迫ってきました。

今年のre:Inventは2021年11月29日から12月3日にラスベガスで開催され、オンライン参加も無料で可能です。イベントに向けて、AWSのアップデートも増えることが予想されます。一緒にウォッチしていきましょう👀

それでは来月もお楽しみに！