サーバーレスやWebフロントエンド関係のAWSアップデート情報をキャッチアップ!ほぼ月刊AWS─2021年7月

古川2021.08.05

みなさんこんにちは!今月のほぼ月刊AWSをお届けします。

「ほぼ月刊AWS」とは、AWSの先月1カ月のAWSアップデートの中から、サーバーレスやWebフロントエンドにまつわるアップデート情報などをピックアップしてお届けする企画です。

7月のアップデート情報は以下になります。それでは見ていきましょう👀

AWS AmplifyがフルスタックCI/CD機能を新たにローンチ

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/aws-amplify-launches-new-full-stack-ci-cd-capabilities/

フォルダで変更が検出された場合にだけバックエンドが更新されるようになったり、フロントエンドだけをビルドする場合はaws-exports.jsファイルが不要になったりなど、CI/CD機能が強化されました。詳細についてはローンチBlogを参照してください。

AWS Amplify CLIに、AWS Lambda関数がアクセスする環境変数とシークレットの保存に関するサポートが新たに追加

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/aws-amplify-cli-adds-support-for-storing-environment-variables-and-secrets-accessed-by-aws-lambda-functions/

AmplifyのCLIでAWS Lambda関数に利用される環境変数とシークレットの保存をサポートするようになりました。環境変数を利用してAPIエンドポイントなどの環境固有の値を格納したり、シークレットを利用してAPIキーなどの機密情報を格納できます。

Amplify Admin UIが、既存のAmazon CognitoユーザープールとIDプールのインポートのサポートを開始

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/amplify-admin-ui-now-supports-importing-existing-amazon-cognito-user-pools-and-identity-pools/

Amplify Admin UIでAmazon CognitoユーザープールとIDプールのインポートができるようになりました。既存のCognitoをAmplify Admin UIで使用できたり、1つのCognitoを複数のAmplify Appにインポートできます。

サーバーレスアプリケーションとお気に入りのCI/CDシステムのためのCI/CD設定の簡素化 — 公開プレビュー

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/simplify-ci-cd-configuration-serverless-applications-your-favorite-ci-cd-system-public-preview/

AWSサーバーレスアプリケーションモデル(SAM)は、サーバーレスアプリケーション構築用のオープンソースフレームワークです。SAM構文と呼ばれる構文で関数、API、データベース、イベントソースマッピングを表現でき、サーバーレスアーキテクチャのテンプレートを作成できます。今回は、AWS SAM CLIにCI/CDパイプラインを構築するためのAWS SAMパイプラインという機能がパブリックプレビューとなりました。

AWS CloudFormationが、AWSアカウントごとにより多くのスタックをサポートするように

AWS CloudFormation now supports more stacks per AWS account

AWS CloudFormationのデフォルトのスタック数(上限)が多くのリージョン(東京、大阪含む)で200から2,000に増加しました。

AWS AmplifyによりDataStoreで複数の認可モードを混合し、照合可能に

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/aws-amplify-mix-match-authorization-modes-datastore/

Amplify DataStoreが複数の認可モードをサポートしました。開発者はユーザーのアプリケーションデータへのアクセス方法を、複数の認可モードを詳細に設定できます。例えばBlogアプリケーションで、そのアプリケーションを使用する一般ユーザーは投稿をRead権限のみを付与し、削除や書き込みなどの編集権限を持ちBlogの記事を作成および更新できるのは「ライター」グループとしてあらかじめ設定したユーザーに限定する、などです。詳細は、投稿などの公開読み取り専用コンテンツを備えたReactベースのソーシャルメディアアプリのチュートリアルを参照してください。

Amazon Route 53がRoute 53 Application Recovery Controllerを発表

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/07/amazon-route-53-announces-route-53-application-recovery-controller/

Amazon Route 53 Application Recovery ControllerはDNSのレベルで高可用性を担保するAmazon Route 53の新機能です。リージョン、アベイラビリティー・ゾーン、オンプレミスにまたがるアプリケーションの稼働状態をDNSのレベルで継続的に監視し、状況に対応してルーティング動作を行うことで、より高い可用性を実現します。詳細については「Introducing Amazon Route 53 Application Recovery Controller」を参照してください。

ピックアップは以上です。

先日Amplify Boost Up #01が開催されました。ここで立ち上げが発表されたAmplify Japan User Groupのサイトには、AWS Amplifyに関するイベントリストや学習リソース集が掲載されていますので興味がある方はぜひご覧ください。

また2022年6月15日にサポートが終了すると発表されたIE 11ですが、AWSのWebサイトや、管理コンソール、Amazon ChimeなどでのIE 11サポートが今後終了になる予定だそうです。詳しくは「Heads-Up: AWS Support for Internet Explorer 11 is Ending」をご覧ください。

それでは来月もお楽しみに!🐶

この記事を書いた人

古川

犬を2匹飼っています🐶🐶
ミツエーテックラジオでもスピーカーをしています。ぜひ聞いてください!

#AWS#ほぼ月刊AWS

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